2007年4月28日(土)
口頭演題W79-3
「関節リウマチにおける血漿Pentraxin-3値の臨床的意義」
淺沼ゆう, 佐藤浩二郎, 横田和浩, 石橋俊子, 進藤靖史,吉田佳宏,神津教倫, 上川哲平,秋葉春彦,中嶋京一, 秋山雄次, 三村俊英
埼玉医科大学リウマチ膠原病科
Pentraxin 3 (PTX3)はIL-1やTNF-αなどの炎症刺激に反応してマクロファージや血管内皮細胞から産生されるlong pentraxinで、免疫や炎症、動脈硬化への関与が知られている。関節リウマチ(RA)は慢性炎症性疾患で動脈硬化性病変を有する頻度が高い。そこでRA患者76例と全身性硬化症(SSc)患者9例で血漿PTX3濃度を測定したところ、RA患者のPTX3濃度はSSc患者と比較して有意に高値を示した(3.78 ± 2.62 (SD) ng/mL vs. 2.62 ± 1.28ng/mL, P=0.038 )。また、RA患者のPTX3濃度は血清CRP(P=0.01)、MMP-3濃度(P=0.004)、ステロイド投与量(P=0.0006)と相関があり、年齢、性、ESR、RF、DAS28とは関連がなかった。RAの病態にPTX3が関与していると考えられ、さらに動脈硬化進展への影響についても注目される。 |