PPMX Newsletter
みなさんこんにちは。ペルセウスプロテオミクス代表取締役社長の横川です。
9月1日に、当社筆頭株主の富士フイルム社から当社株式の一部を売却した旨の連絡を受けて、その他の関係会社の異動をお知らせしましたが、本日同社から変更報告書も提出されましたので、以下に背景と今後の影響についてお伝えします。
「その他の関係会社」は、対象企業の議決権保有割合が20%以上である会社、または、これが15%以上20%未満でかつ対象企業の財務、営業、事業の方針の決定に重要な影響を与える会社等を指します。当社の場合、事業方針に関してはすでに独立的に運営しており、同社から就任していた取締役も今年6月の定時株主総会で退任されましたので、富士フイルム社の影響は限定的でした。今回の件について、富士フイルム社からは、当社が開発したPPMX-T002とPPMX-T004のライセンスを今年3月に返還したことを踏まえて、一定の株式数を売却することに決めたと伺っております。
一方、富士フイルム社が当社の筆頭株主であることに変わりはなく、今後も良好な関係を維持してまいります。また、創薬ベンチャーとしての当社の成長戦略に照らしても、将来的に様々な製薬企業とのライセンス活動の重要性が増すことから、今回の件は自然な流れであると受け止めております。当社は2009年から2018年までの間、富士フイルム社を親会社として研究開発を深耕し、その後同社がその他の関係会社となってからも、筆頭株主としてご支援をいただきながら上場を果たし、今日まで成長してまいりました。今月5日、株式振替手続の完了をもって、その他の関係会社ではなくなりましたが、これは当社が独立企業として世界に挑む節目です。当社は、今後ますますイノベーティブになる抗体創薬の世界でチャレンジし続けたいと思います。
株主の皆様や関係者の皆様にはご心配をおかけしたかもしれませんが、今後も当社は積極的に研究開発を進め、事業を推進する所存です。皆様におかれましては、引き続き当社へのご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。