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2022年の振り返り

みなさんこんにちは。ペルセウスプロテオミクス代表取締役社長の横川です。早いもので、今年も残すところ10日ほどとなりました。年末に際して今年1年を振り返ってみたいと思います。

ご承知のように当社にとって最も重要な課題は、PPMX-T003の開発推進です。今取り組んでいるのは、真性多血症患者さんでの安全性と副次的に治療効果も観察する第I相試験です。当初から、瀉血治療のみの患者さんのリクルートが難航すると予想して、余裕をもったスケジュールを立てましたが、想像通り苦戦を強いられました。しかし、組入れ基準を修正した結果、8月には最初の患者さん2名への投与が開始されました。その後も専門医への徹底的なヒアリングと実施施設の追加等、できることは全て対応し、現在は残り4名の組入れに注力しています。T003は真性多血症だけではなく、急性骨髄性白血病や悪性リンパ腫等、各種の血液がんに対して有効な治療薬となる可能性があり、当社は、第I相試験の結果をもってグローバルな製薬企業に対するライセンシング活動を本格的に進めていきたいと考えております。そうした中、アグレッシブNK細胞白血病(ANKL)治療薬の開発がAMEDに採択されたこと(3年で最大2.5億円)は、T003の開発計画全体を推進するもので、大いに勇気づけられました。ANKLの開発準備も非常に順調で、PMDAの対面助言も無事に終了しております。

また、今年は富士フイルム株式会社(以下富士フイルム)が当社のIRニュースに度々登場しました。まず3月に、同社の事業方針変更に伴うPPMX-T002とT004のライセンスバック(導出契約の解約)がありました。以前にもご説明した通り、ライセンスバックは当社にとって新たなビジネスチャンスであり、現在はこの2つのパイプラインに最新のバイオコンジュゲーション技術を組み入れて、新たなパイプラインとして導出すべく詳細な検討に注力しています。

上記との関連と推察されますが、富士フイルムは9月に、同社が保有する当社株式のうち150万株を証券会社に売却されました。当該証券会社はその後広く市場で売却されていると伺っております。当社は、上場前の時点ですでに独立的な経営を行っておりましたが、今後はT002とT004の新たな開発も含めて、幅広い製薬企業との取引を進めてまいります。

さて、来年以降の展望ですが、12/19付けの日経新聞朝刊に、「バイオ薬の技術者育成急ぐ」という記事がありました。6年後、バイオ薬が医薬品の過半を占めるという予想で、様々なバイオ医薬品のビジネス、製造や開発人材の育成に大手製薬がシフトしているという内容です。当社は抗体という、バイオ医薬品の中心領域に位置しております。当社の抗体技術にさらに磨きをかけるため、設備投資の実施や技術の研鑽を進めているほか、東京大学の津本先生との血液脳関門(BBB)通過抗体の基礎研究等、今後いっそう重要性が増す基盤技術の構築にも取り組んでおります。今後も、高齢化に伴う様々ながんの治療等、膨大な医薬品ニーズに対応してまいります。

少し早いですが、皆様におかれましては健やかな年末年始をお過ごしください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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