ペルセウス通信

日本医科大学の石井寛高大学院教授を訪問しました。

2025年09月05日

みなさんこんにちは。社長の横川です。

一昨日、当社の研究員が、日本医科大学 大学院医学研究科 解剖学・神経生物学分野の石井寛高大学院教授1) を訪ねました。石井大学院教授は、脳や神経細胞へのホルモンの作用や中枢性に生殖が制御される仕組みを研究されています。また、抗体試薬を使って、脳や神経組織内の特定のタンパク質の分布や働きを詳しく調べています。これらの研究は、ホルモンによる脳の発達や神経回路の調節、ホルモンの分泌を制御する仕組み、さらに中枢性に引き起こされる生殖疾患の原因解明に役立っています。

石井大学院教授は研究の中で当社の抗体試薬を使ってくださり、高く評価いただいております。そのご縁で、今回のインタビューが実現しました。

インタビュー記事は、当社の抗体試薬販売サイト2) にも掲載予定です。今後も当社の試薬が、さまざまな研究や診断の現場で役立てていただけるよう努めてまいります。

抗体試薬は特定のタンパク質の検出に使用され、病気の診断や仕組みの研究に欠かせないものです。たとえば、がんなどの診断には組織を取って調べる病理検査が行われますが、この際に使われる抗体試薬の品質が診断の精度を左右します。

当社は「最新の抗体技術で世界の医療に貢献する」という理念のもと、創薬だけでなく診断や研究サービスも提供しています。今後とも皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。


[インタビューに応じて下さった日本医科大学大学院 教授 石井寛高先生]


女性ホルモン(エストロゲン)の受容体の1つであるエストロゲン受容体β(ERβ)のマウス卵巣における発現
マウス卵巣に発現するERβタンパク質を免疫組織化学染色法によって検出した。茶色に着色された部分が抗体試薬(抗ERβ抗体 PPZ0506)と結合したタンパク質(ERβ)の局在を示す。顆粒膜細胞(Gr)の核が強く、莢膜細胞(T)の核が散在的に弱く染色される。卵細胞(O)、間質細胞(St)、卵巣上皮細胞(GE)には免疫反応が観察されない。Ab(+) :抗体試薬を添加; Ab(-):抗体試薬を添加しない陰性対照; スケールバー:100 μm。

1) 日本医科大学 解剖学 神経生物学分野 石井寛高 大学院教授
https://www.nms.ac.jp/college/pickup_contents/pickup25_ishi.html
2) ペルセウスプロテオミクス社 抗体・試薬販売サイト
https://www.ppmx.com/business/products/