ペルセウス通信

日本抗体学会で当社から3件の研究成果を発表します

2025年09月18日

みなさんこんにちは。社長の横川です。

本日発表した通り、12月の第4回日本抗体学会学術大会において、当社から研究成果3件が採択されました。本学会には多くの抗体技術の専門家が集まりますので、専門性の高い意見交換や技術情報の獲得が見込まれます。

今回の発表は、当社の最新の抗体研究に関するものです。
まず一つ目は、ファージディスプレイ法と次世代シーケンサーを組み合わせ、従来取得が難しかった膜貫通型タンパク質などの抗原に対する抗体を、より効率的かつ論理的に解析・取得できる方法です。
二つ目は、多重特異性抗体、つまり一つの抗体で複数の標的を認識できる最先端の医薬品開発技術において、生産効率や安定性を向上させる「L鎖共通化技術」を提案し、医薬品分野の課題解決に貢献する内容です。
三つ目は、「Long read sequencer」という新しい解析技術を導入し、抗体配列の迅速かつ高精度な解析が可能となる手法を報告するものです。

これら研究成果はすべて、今後の抗体医薬品開発や当社独自技術強化に直結するものです。
また、抗体取得技術のさらなる発展と医薬品分野への貢献を目指す当社の姿勢を、しっかりと示すものと考えています。

皆様には、引き続き当社へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。


第4回日本抗体学会学術大会宣伝ポスター