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2025年度第2四半期の振り返り ~多面的な連携を加速しています~
2025年11月18日
みなさんこんにちは。社長の横川です。
11/14の決算発表に続き、本日、機関投資家様向け決算説明会を行いました。売上につきましては、前年同期比2.6%で微増となりました。抗体研究支援が、前年同期比71.9%の増加と大きく伸びた一方で、抗体・試薬販売は、前年同期比2.1%の減少、研究開発費については、前年同期とほぼ同額となりました。
今期の重要経営目標であるPPMX-T003とT002の導出活動を継続しておりますが、今の段階で皆様にお伝えする状況の変化はございません。
当社は、UBE社と薬物抗体複合体(ADC)に関する共同研究契約を締結しております。この契約に基き、様々なADC候補物質を創製しています。T004は、当社のカドヘリン3(CDH3)抗体にUBE社が持つリンカー/薬剤(ペイロード)の様々な組み合わせを検討してきました。その結果、PPMX-T004b-PGAP-1が見いだされ、9月に金沢市で開催された第84回日本癌学会学術総会で動物実験における結果を発表しました。当社が保有する抗体と、UBE社が持つリンカー/薬剤(ペイロード)の融合によって得られた最初の成果です。開発が先行する同じ抗原を標的としたADCよりも強い抗腫瘍効果を期待させる結果が得られております。今後、薬効と毒性のバランス最適化を進めてまいります。
また、アカデミア4大学と共同で申請していたテーマが、9月にA-STEPで採択をされました。これは当社が有する抗体技術と各大学が有する次世代バイオ製剤設計技術を組み合わせて、バイスペシフィック抗体(BsAb)のスクリーニング・製造における技術的な課題を解決しようというものです。BsAbは、製造工程において目的のBsAb1種類に対して、9種類の不純物が生産されてしまうことが大きな問題となっています。アカデミア4大学と当社の技術を融合させて、この課題をクリアさせようという試みです。将来的には、目的の抗体分子のスクリーニングおよび工業的製造までを一貫して実現するプラットフォームを確立し、自社創薬、ライセンスアウトやスクリーニングキット化、受託サービス化による社会実装を目指します。
さらに、先々週になりますがあすか製薬社との共同研究契約締結についてご案内しました。この契約は、あすか製薬社から、先方が求めている抗原に対する抗体取得の相談を受けたことがきっかけです。当社の抗体取得技術に対する認知度が国内の製薬企業にも広がっているのを肌で感じております。このように社内ではADCやBsAbをはじめとした基盤技術や候補抗体に関する探索研究が、様々なカウンターパートと水面下で進んでおります。
こういった背景もあり、この第2四半期決算から新たに創薬パイプラインの公表を決めました。これまでは開発パイプラインとして社内で開発コードが付いたプロダクトのみを開示しておりましたが、株主の皆さまに少しでも、当社の創薬研究の実態やその取組みを知っていただきたく公開を決めました。探索研究段階ではまだまだ開示できる内容が限定的となりますが、当社を少しでも理解いただく一助になればと考えております。
今後、当社の事業展開を加速させる3本の矢として、当社の強みである抗体ファージライブラリの機能を向上させた「PPMX抗体ライブラリ2(PPMX Digital ライブラリ)」、実験とAIの融合により効率化された抗体設計を目指す「AIハイブリッド創薬」、さらに多様性のある抗体を高速で取得する「シングルBセルプラットフォーム技術」があります。このような抗体技術に磨きをかけ、アカデミアや製薬企業等の提携を深化させることにより、創薬を軸とした事業を加速させてまいります。
皆様におかれましては、引き続き、当社へのご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。