ペルセウス通信

Eurus Therapeutics社との共同研究契約締結

2025年12月01日

みなさんこんにちは。社長の横川です。

 本日、当社はEurus Therapeutics株式会社(以下、Eurus社)との間でPPMX抗体ライブラリの利活用を目的とした共同研究契約を締結しました。

 第2四半期決算説明会でもお伝えしたように、当社の抗体ライブラリにはPPMX-T003取得実績のある「PPMX抗体ライブラリ1」と、高難度抗原に対する抗体取得を目指して昨年度新たに完成させた「PPMX抗体ライブラリ2(PPMX Digital ライブラリ)」があります。特にこの「PPMX Digital ライブラリ」は、L鎖にID-Tagを挿入することにより、解析数が数万から数百万クローンと飛躍的に広がっております。
 この価値に対して、取得が難しい抗体を何とかして取りたいと考える多くの企業に目を向けていただいております。その成果のひとつが、今回のEurus社との共同研究契約締結です。当社の抗体ライブラリの魅力が第三者の視点で評価され、実際に活用いただけることを大変うれしく思います。

 当社の事業展開を支える3本の矢としてご紹介した「PPMX Digital ライブラリ」、「シングルBセルプラットフォーム技術」、そして「AIハイブリッド創薬」。これらは今後の自社創薬、すなわちパイプラインの拡充に寄与することに留まらず、このたびの共同研究のように抗体研究支援の側面から事業基盤を支えてくれます。3本の矢の融合は、当社の医薬事業における3分野にシナジーを生み出してくれると考えています。
 このような抗体研究支援から得られた新たなノウハウが社内に蓄積されて、創薬分野に、あるいは抗体・研究試薬分野へとアメーバのように広がっていくのです。これこそが当社の掲げる事業展開です。

 当社には、抗体取得技術をコアとした基盤技術があります。そしてそれを動かし、活かす優秀な研究員がいます。
 このコア・コンピタンス(技術)と人財(研究員)が、当社の成長を支えています。

 進化の早く変化の激しい科学技術を常にアップデートし、最先端の抗体技術に磨きをかけていきます。

 皆様におかれましては、当社へのご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。