ペルセウス通信

Eurus社と新たな共同研究契約を締結

2026年08月03日

皆様、こんにちは。社長の横川です。

本日、当社はEurus Therapeutics株式会社(以下「Eurus社」)との間で、新たな共同研究契約を締結しました。当社とEurus社は、昨年12月、当社のPPMX抗体ライブラリ2とEurus社が有する新規ゲノム編集技術の相乗効果を活かし、新規治療薬の創製を目指す共同研究契約を締結しましたが、共同研究は着実に進展し、新たな段階に入りました。

契約上、研究結果の詳細をお伝えすることはできませんが、新規治療薬の創製に向け、目的とする抗体および抗体遺伝子を取得することができ、期待どおりの成果を得ました。今回の契約に基づいて、抗体および抗体遺伝子のプロファイリング1)ならびに最適化2)を進めて行く計画です。

今年6月に公表した『事業計画及び成長可能性に関する事項』3)の中でもご説明したように、当社は協業による事業拡大を、事業展開の柱の一つに位置付けています。当社が保有する抗体取得技術を強みとして、共同研究先企業との協業により、モダリティの拡張を推進していきます。今回の発表は、この取り組みが順調に進んでいることをお伝えするものです。

当社は、抗体取得技術としてハイブリドーマ法4)、ファージディスプレイ法5)さらにシングルBセルスクリーニング法6)を保有しています。抗体を核とした新モダリティは、日々進化しており、アンメット・メディカル・ニーズへの対応に貢献することが期待されています7)。この新モダリティ領域では新薬開発を目指し参入を考える製薬企業も多いのですが、抗体の取得には、専門的な技術や経験が必要です。当社には、製薬企業などの創薬ニーズに応える抗体取得技術に加え、関連する経験・ノウハウと、それらを活用する研究員がおります。これらの強みを組み合わせ、事業の拡大につなげてまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、引き続き当社へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

用語解説
1) プロファイリング
抗体の結合する標的や結合特性を網羅的解析する技術
2) 最適化
おもに親和性、特異性、安定性などを改善し、抗体の性能を高める技術
3) 事業計画及び成長可能性に関する事項
公開URL:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS82027/c8232505/3fed/4fa2/80b7/0753ced1b287/140120260630584943.pdf
4) ハイブリドーマ法
特定の抗原とだけ結合する抗体(モノクローナル抗体)を生産する細胞を作製する汎用的な技術
5) ファージディスプレイ法
抗体ライブラリをファージに提示し、試験管の中で標的に結合する抗体を取得・選択する方法。自己抗原を含む生物および非生物に由来する標的や、生物にとって毒性の高い物質に対する抗体など、ハイブリドーマ法では取得が難しい、ユニークな抗体を得ることが可能です
6) シングルBセルスクリーニング法
シングルBセルスクリーニング法は、特定の抗原に対してのみ反応する抗体を生産するB細胞を単離し、モノクローナル抗体を取得する方法
7) 日本製薬工業協会 政策研ニュース:アンメット・メディカル・ニーズに対する医薬品の開発状況
リンク先:https://www.jpma.or.jp/opir/news/078/01.html