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2024年度の振り返りと今後の成長計画
2025年05月19日
みなさんこんにちは。社長の横川です。
5/15の決算発表に続き、本日機関投資家様向け決算説明会を行いました。説明会の資料はHPのIR資料に掲載しましたが、その概要と今後の計画を補足してご説明します。
2025年3月期の実績を振り返りますと、最初に抗体研究支援や抗体・試薬販売の売上が順調に伸びていることをお伝えしたいと思います。特に抗体研究支援の売上高は金額的にまだまだ小さいのですが5期連続での増加となりました。この結果は、当社の抗体基盤技術に対する評価の表れであると考えており、アカデミアや製薬会社からの期待というものをヒシヒシと感じております。
一方で導出活動については、株主の皆さまのご期待に沿うような着地とならなかったことをお詫びいたします。これまでのペルセウス通信でもお伝えしておりますようにPPMX-T002及びPPMX-T003は目標としておりました前期末までの導出ができませんでした。その背景は様々ですが、社長としては大変悔しい気持ちでいっぱいです。
しかしながら、T002は現在も複数の放射性医薬品開発企業に関心を示して頂いており、導出交渉は継続中です。これまでの世界的な225Acの供給不足は改善傾向にあり、さらにグローバルでは放射性医薬品に関する関心度合いが上がってきていると感じており、これらは当社にとっても追い風になっています。
また、T003はお伝えしておりますようにPV領域での治療薬開発品が増えてきており、疾患に対する製薬会社の関心が高まっているように感じます。一般的にある疾患領域で複数の提携が発表されますと、それまで、その疾患には興味を示していなかった製薬会社が注目し関心を持つようになることはよくある話で、これも導出に向けた追い風になるように思います。
T002、T003が持つ薬剤ポテンシャルは大きいものと確認しています。このような時流にのって導出活動にこれまで以上に邁進して行きます。
T003のANKL(アグレッシブNK細胞白血病)を対象とした医師主導第I/II相試験は、治験実施施設を2施設追加しました。これは超希少疾患であるANKLの症例登録をさらに加速させるためです。この治験はAMEDからの支援の元で実施しておりますが、先日、この開発をどのように進めて行けばよいかAMED側と意見交換する機会がありました。内容の詳細はお伝え出来ませんが、ANKLに対するT003のAMED側の期待を所々で感じております。
ADC(antibody drug conjugate)のPPMX-T004は、抗がん剤と最新のリンカー(抗体と抗がん剤をつなぐもの)の組み合わせで、動物実験では強い薬効を確認しています。ADCの開発においては、薬効とともに毒性の制御が重要な課題で、当社ではUBE社と提携して、それぞれの強みを活かしたADCの最適な組み合わせを検討しており、サルによる予備毒性試験を実施中です。薬効と毒性の2つを両立する優れたADCの完成を目指して、当社の研究チームが日々奮闘しております。
最後になりますが、「PPMX抗体ライブラリ2」がついに完成しました。従来版と同様に他社比100倍の多様性をもち、かつ簡便に抗体の配列情報を取得できるバーコード配列(ID-Tag)の技術が組み込まれています。一般的には抗体ライブラリがあっても、そこからターゲットとなる抗体遺伝子を取得することは時間や費用を要する大変な仕事です。当社ではバーコード配列を活用するという画期的なアイデアでライブラリを進化させることに成功しました。
これまでの各種スクリーニング技術と共にこの「PPMX抗体ライブラリ2」を利活用すれば、当社創薬基盤技術の競争力は大幅に向上すると確信しております。こうした技術の進化・革新は、どんどん難易度が高くなる新規抗体取得において、必須の技術革新です。
皆様には、引き続き当社へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。