ペルセウス通信

みなさんこんにちは。社長の横川です。
本日お知らせしたとおり、当社はシングルセル・クローニング技術という抗体作製技術を活用した、新たな抗体研究支援サービスの提供を開始しました。

抗体の主な作製方法は、下の図のとおり3つあります。当社は、ハイブリドーマ法（図の②「マウスに免疫」）や、独自のファージライブラリ及びスクリーニング技術を活用したファージディスプレイ法（図の③「ファージ法」）を用いて、抗体医薬品の開発に取り組んできました。



一方、図の①にあるように、回復した患者さんから治療用の抗体を取得する方法もあります。シングルセル・クローニング技術と呼ばれるもので、新型コロナウイルス感染症では、この技術が活用され、医療への応用が始まっております。 このたび、当社はこの技術を活用した新たな抗体探索法を開発し、当社の抗体医薬品創出への活用にとどまらず、アカデミアや企業の研究開発を支援すべく、研究支援サービスを展開してまいります。

このサービスでは、従来必要だった細胞融合やライブラリ構築を行う必要がなく、高速かつ効率的に抗体を取得することができます。 また、抗体研究のみならず、シングルセル遺伝子解析、希少細胞の回収、遺伝子導入後の細胞クローニング等幅広い用途への活用が期待されます。

10月11～13日に開催されるバイオジャパン/ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミットでは、新たな支援サービス、研究用の抗体試薬の新製品を発表する予定ですので、皆様にも是非、ご期待頂ければと存じます。
引き続き当社へのご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。