ペルセウス通信

本日の第三者割当増資のお知らせにつきまして

2024年02月20日

社長の横川です。
第三者割当による第28回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行による資金調達について、ここに至る背景をご説明させていただきます。

2023年12月末の現預金残高は約16億円で、2025年3月期(来期)は資金的な問題はありませんが、2026年3月期の活動に対しては十分とは言えない状況です。開発先行型のバイオベンチャーは、約2年分の研究開発費を確保することが望ましいと考えられております。当社はPPMX-T003とT002の来期中の導出に向けて全力を尽くしてまいりますが、相手があることですので、現時点では時期や金額は確定しておりません。導出による売上計上を優先させ、導出時期を急ぐことは、交渉相手に足元を見られ、結果的に安売りにつながる可能性があることはご理解いただけると思います。

2023年12月27日付のペルセウス通信(2023年の振り返り)では、2024年の事業上の課題をT003のPVの治験終了と導出及びT002の導出を最重要課題としておりますが、これについては一切変更はありません。一方、昨年5月に移転した新しいラボでは、ADCであるT004の開発と新規パイプラインに向けての探索研究が活性化しています。新しい仲間も加わり、従来のペルセウスとは明らかに違う熱い空気が流れています。多くの固形がんに出現しているCDH3を標的とするADCの承認薬は世の中に存在しないため、世界初となる可能性があります。逆に二番煎じ、三番煎じになると、徐々に薬剤価値は低減します。GMPに準拠したADC治験薬の製造には1年以上の準備期間が必要となるため、他社のADC開発が勢いを増している中、当社も十分な資金を確保して、早期に第1相試験に向けた準備を進めることが重要と考えています。

以上の状況から、本日資金調達を決定し、発表いたしました。本調達により一時的な希薄化が起こりますが、これを補って余りある成長を実現してまいりますので、投資家の皆様にはご理解とご支援をお願いいたします。