ペルセウス通信

年頭に際して

2023年01月04日

あけましておめでとうございます。ペルセウスプロテオミクス代表取締役社長の横川です。

本年の当社の最重点課題は、もちろん各パイプラインの開発計画の推進です。実りある1年にすべく、今朝の仕事始めの全体会でも事業推進にかける想いを改めて社員全員と共有化しました。まず、PPMX-T003(以下T003)は、現在進めている真性多血症患者さんでの治験を引き続き推進するとともに、アグレッシブNK細胞白血病(ANKL)患者さん対象の医師主導治験の開始に向けて注力します。また、PPMX-T002は、昨年末にPDRファーマ社と合意したとおり、当社主導で放射性同位体の変更も含めた開発を推進してまいります。さらに、PPMX-T004は、抗体に結合させる新たなリンカーおよび薬剤(ペイロード)の最適な組合せを決定するべく研究を推進します。その他複数の探索研究も進めており、次のパイプライン化を目指して研究開発に励む所存です。

 なお、本日お知らせに掲載しましたが、このたびT003の健常人での第I相試験に関する論文がClinical Pharmacology in Drug Development(CPDD)誌のオンラインサイトに掲載されました。CPDD誌は、世界各国における治験段階あるいは販売承認後の医薬品の臨床薬理学に関する学術誌です。今回は、第I相試験の前半部分である健常人を対象にした試験結果を論文化しました。T003の安全性や薬物動態等を検証するデータとして、今後のT003の導出に重要な役割を果たすものと考えております。

 皆様におかれましては、本年も当社へのご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。